January 24, 2008
コーヒーピープル:アンドレア イリー氏 味へのこだわりを語る
先日、日本橋に行きました。
デパートで買い物して、疲れたのでお茶をしようと思って、エスプレッサメンテイリーが近くにあったので入りました。
でも、実はデパートから出た瞬間に目に入ったのは、ナナメ反対にあるスターバックスでした。最初、たくさんの買い物袋を下げてスタバに行ったのですが、もと来た側を振り返るとイリーがあるのを発見。そういえば、あったなーと思い出しました。
結構、さりげないので、使い慣れてないと見過ごしそうです。ただ単に私がおっちょこちょいという話もありますが…。またてくてくと歩いて、反対側に戻ってイリーに入りました。結構、賑わってました。
店内も天井が高くて広々として、気持ちいいですね。とってもモダーンな雰囲気です。
それで、ふとイリーの事をサイトで見ようと思ったら、coffeegeekでアンドレア イリー氏がニューヨークで講演した際に発表した家庭用エスプレッソマシンの開発にあたってエスプレッソやコーヒーの味についてのこだわりを話していました。
かいつまんでご紹介しようと思います。
■芸術と科学、伝統と革新■
昨年は、コンテナの中にカフェ、という斬新なカフェを出現させたイリー。
ニューヨークや世界で評判になったらしいですね。カフェときわ荘さんやネットでニュースが色々と出てました。
イリーと言えば、イリーのカップコレクションなども有名ですよね。
そんなイリーは、1933年にイタリアで創業したファミリービジネス。
今や140を超える国と取引のあるグローバルカンパニーです。
芸術性を追求しつつ、コーヒーの味にこだわりを持っている。その調和というかコーヒーと芸術性を一緒に保つ秘訣は何にあるのでしょうか?
イリー氏は言います。
「イリーは、伝統というものだけに集中しているのではなく、伝統と革新ということに重きを置いている。そこには常に芸術と科学が存在しているんだ。もし伝統だけにしばられるようになったら、年老いた証拠だ。常に、挑戦し続けなければならないし、新しく先手をうつことで伝統を若返らせる必要があるんだよ。
先手をうつのも、こうした事は体験的なものだから、多くの人に知られたり体験されたりしたら、変えるべきなんだよ。サーカスみたいなものだね。毎日やらなければならないサーカスみたいなものだよ。」
常に伝統を守りつつ、何か新しい事はできないか?それは、芸術的な部分だけでなく、コーヒーの技術に対しても同様の事を考えています。
そこで開発されたのが、ハイパーエスプレッソマシーン!
家庭でも、常に変わらないイリーの味を“めちゃくちゃ”ではなく優雅に入れて楽しんでもらえるように、だそうです。
というのも、イリー氏にしてみると、
「エスプレッソは抽出という点からすると悪夢のようだね。グランドして、ドーシングして、タンピングして、、、」その入れる工程が“めちゃくちゃ”で“優雅じゃない”と思っている部分もあるからだそうです。
■家庭でも同じ味を楽しむ。ーハイパーエスプレッソマシン■

抽出の過程で変わってしまいやすい要因を取り除く事によって、常に一貫したイリーの味を自宅でも楽しんでもらおうと、開発されました。
プラスチック製のカプセルを専用のマシンに挿入するだけ。
そうするとお湯にひたされ、エスプレッソが抽出されます。

実際に将来的に、家庭の全自動マシンでお店の味と同等のものかより近くなるのかは、さておき、、イリー社は常に変わらない味、使いやすく簡単にできる抽出や芸術的なフォームを作りだすことにこだわっています。
上の画像のマシンはカプセル専用。
下の画像のマシンは、ポータフィルターがついているので、粉もカプセルも両方使えるタイプだと思います。下のタイプなら自宅で本格的にエスプレッソを入れたい場合にも楽しめますね。簡単にしたい時はカプセルを使えばいいですし。
(イリーの公式サイトはイタリア語。英語版ってないんですかねぇ。。)
■エコにも配慮■
このエスプレッソに使われているカプセルはプラスチック製で、リサイクル可能。
イリーで作っているパッケージ類、資源類は全てリサイクル可能にしているのだとか。
とりわけプラスチックは何度でもリサイクルが可能であるし、場合によっては物を燃やす時の補助的な燃料にもなるから、そういう観点からも素材を選んだりするそうです。
そして、プラスチック製のカプセルにしたのは、中身にきちんとコーヒーが入っているのが見えるから。
「人間というのは、中に何が入っているのか知りたいものだからね」と。
*確かに、私、ネスレのネスプレッソのカプセルの中身、見たくなりました。笑*
■常に一貫した味を世界中で■
イリーのエスプレッソブレンドは9種類の豆、14の異なる国々の豆を使っています。それだけの種類を用意することによって、代用を可能にしています。
9種類ほど用いることによって、完璧なバランスを取ることができるし、ブラジル豆の典型的なチョコレートやアーモンドのような味、東アフリカと中央アメリカのウォッシュトが持つ花のようなフルーティな香り、それらによって酸味と苦味のバランスを取るのに一役買ってくれるのです。それと同時に、長い間安定した状態を保てるのです。
限りなくベストなコーヒーを作り出すということと常に一定の品質レベルを保つということがイリーの目標でもあるからです。
そして、パッケージに入った製品だけでなく、カップの中でも常に一定の一貫したレベルを保つのに技術もまた一助となると考えています。
冒頭にも書きましたが、140カ国で展開するイリーは、マーケティングも世界中で同じです。イリーブレンドから始まり、どこで飲もうとも常に同じであることが絶対的な約束事です。本当のイタリアンエスプレッソ楽しむ国々がたくさんあるのは、皆、“本物”を求めているからだと言います。
本物のイタリア式をイリー製品を通じて体験してもらうというのがイリーにとってお客様へのお約束なのでしょう。
■イタリアと北アメリカを常に念頭に■
イリーでは製品を企画する時に、必ずイタリアと北アメリカについて考えるそうです。
イタリアは当然として、なぜ北アメリカなのでしょうか?
それは、洗練さという点と文化という点から、大きく両者は異なるからだと言います。そのため、アメリカ人消費者の行動や要求に対して、常に一貫した方法でイタリアの本物と品質を伝えることが大事だと考えています。
すなわち、クリーンで、シンプルで、一貫していて、信頼でき、美しく、そして本物でなければならない、ということです。
まさにビジネスを進めて行く上では大事なポイントですよね。
最後に、イリー氏はどこでコーヒーを飲んでいるんでしょうか?
「自宅!朝食用にはモカを使ってる。(これも何やら新しいものを開発したようです)、それから朝食後はこの新しいマシンやプロ用のマシンを使ってバーで入れるよ」とのことでした。
やっぱりイタリア人にエスプレッソは欠かせないですね。仕事がらもありますけど、きっと生活の一部なんでしょうね。
***
管理人の私にとっても、コーヒーは今や生活の一部です。
最近は、ポッドタイプのコーヒーが日本でもずいぶんと出て来ていますし、マシンも色々と出てますね。ヨーロッパなどではかなりポピュラーらしいですね。
ポッドタイプやカプセルタイプなどは気楽ですよね。
ポン!と入れて、スイッチを押すだけ。結構悪くない味ですし。
コーヒー業界では今まであまり見ないタイプのビジネスモデルですよね。なかなか面白いかと。もちろん、色々とリスクはありますが、消費者にしてみればポッドの規格が各社一緒であれば、マシンさえあれば色々な会社の味を楽しめていいな、と思ってます。
それに、家庭で粉挽いて、タンピングして、いつも同じ“おいしく”入れるのはちょっと難しいこともありますね。それが楽しい事もありますけどね。
イリー氏によれば、消費者にとっての悪夢は「どうやったらいつも同じ味が出せるんだ?!」ってことらしいです。
私も同じ悩みを持ってます。笑。さすが、素晴らしいマーケターです。
こうしたアイテムはエスプレッソへ興味を持つための入口としても、普段の生活の一部としてよりたくさん飲むようになるキッカケとしても良いものだと思っています。
話はそれましたが、、
文化的、技術的、科学的、芸術的側面だけでなく、様々な角度から市場を俯瞰的に見つめて事業を展開するイリーからはますます目が離せません。
実は、結構イリーファンな管理人です。笑
参照:coffeegeek.com
デパートで買い物して、疲れたのでお茶をしようと思って、エスプレッサメンテイリーが近くにあったので入りました。
でも、実はデパートから出た瞬間に目に入ったのは、ナナメ反対にあるスターバックスでした。最初、たくさんの買い物袋を下げてスタバに行ったのですが、もと来た側を振り返るとイリーがあるのを発見。そういえば、あったなーと思い出しました。
結構、さりげないので、使い慣れてないと見過ごしそうです。ただ単に私がおっちょこちょいという話もありますが…。またてくてくと歩いて、反対側に戻ってイリーに入りました。結構、賑わってました。
店内も天井が高くて広々として、気持ちいいですね。とってもモダーンな雰囲気です。
それで、ふとイリーの事をサイトで見ようと思ったら、coffeegeekでアンドレア イリー氏がニューヨークで講演した際に発表した家庭用エスプレッソマシンの開発にあたってエスプレッソやコーヒーの味についてのこだわりを話していました。
かいつまんでご紹介しようと思います。
■芸術と科学、伝統と革新■
昨年は、コンテナの中にカフェ、という斬新なカフェを出現させたイリー。
ニューヨークや世界で評判になったらしいですね。カフェときわ荘さんやネットでニュースが色々と出てました。
イリーと言えば、イリーのカップコレクションなども有名ですよね。
そんなイリーは、1933年にイタリアで創業したファミリービジネス。
今や140を超える国と取引のあるグローバルカンパニーです。
芸術性を追求しつつ、コーヒーの味にこだわりを持っている。その調和というかコーヒーと芸術性を一緒に保つ秘訣は何にあるのでしょうか?
イリー氏は言います。
「イリーは、伝統というものだけに集中しているのではなく、伝統と革新ということに重きを置いている。そこには常に芸術と科学が存在しているんだ。もし伝統だけにしばられるようになったら、年老いた証拠だ。常に、挑戦し続けなければならないし、新しく先手をうつことで伝統を若返らせる必要があるんだよ。
先手をうつのも、こうした事は体験的なものだから、多くの人に知られたり体験されたりしたら、変えるべきなんだよ。サーカスみたいなものだね。毎日やらなければならないサーカスみたいなものだよ。」
常に伝統を守りつつ、何か新しい事はできないか?それは、芸術的な部分だけでなく、コーヒーの技術に対しても同様の事を考えています。
そこで開発されたのが、ハイパーエスプレッソマシーン!
家庭でも、常に変わらないイリーの味を“めちゃくちゃ”ではなく優雅に入れて楽しんでもらえるように、だそうです。
というのも、イリー氏にしてみると、
「エスプレッソは抽出という点からすると悪夢のようだね。グランドして、ドーシングして、タンピングして、、、」その入れる工程が“めちゃくちゃ”で“優雅じゃない”と思っている部分もあるからだそうです。
■家庭でも同じ味を楽しむ。ーハイパーエスプレッソマシン■

抽出の過程で変わってしまいやすい要因を取り除く事によって、常に一貫したイリーの味を自宅でも楽しんでもらおうと、開発されました。
プラスチック製のカプセルを専用のマシンに挿入するだけ。
そうするとお湯にひたされ、エスプレッソが抽出されます。

実際に将来的に、家庭の全自動マシンでお店の味と同等のものかより近くなるのかは、さておき、、イリー社は常に変わらない味、使いやすく簡単にできる抽出や芸術的なフォームを作りだすことにこだわっています。
上の画像のマシンはカプセル専用。
下の画像のマシンは、ポータフィルターがついているので、粉もカプセルも両方使えるタイプだと思います。下のタイプなら自宅で本格的にエスプレッソを入れたい場合にも楽しめますね。簡単にしたい時はカプセルを使えばいいですし。
(イリーの公式サイトはイタリア語。英語版ってないんですかねぇ。。)
■エコにも配慮■
このエスプレッソに使われているカプセルはプラスチック製で、リサイクル可能。
イリーで作っているパッケージ類、資源類は全てリサイクル可能にしているのだとか。
とりわけプラスチックは何度でもリサイクルが可能であるし、場合によっては物を燃やす時の補助的な燃料にもなるから、そういう観点からも素材を選んだりするそうです。
そして、プラスチック製のカプセルにしたのは、中身にきちんとコーヒーが入っているのが見えるから。
「人間というのは、中に何が入っているのか知りたいものだからね」と。
*確かに、私、ネスレのネスプレッソのカプセルの中身、見たくなりました。笑*
■常に一貫した味を世界中で■
イリーのエスプレッソブレンドは9種類の豆、14の異なる国々の豆を使っています。それだけの種類を用意することによって、代用を可能にしています。
9種類ほど用いることによって、完璧なバランスを取ることができるし、ブラジル豆の典型的なチョコレートやアーモンドのような味、東アフリカと中央アメリカのウォッシュトが持つ花のようなフルーティな香り、それらによって酸味と苦味のバランスを取るのに一役買ってくれるのです。それと同時に、長い間安定した状態を保てるのです。
限りなくベストなコーヒーを作り出すということと常に一定の品質レベルを保つということがイリーの目標でもあるからです。
そして、パッケージに入った製品だけでなく、カップの中でも常に一定の一貫したレベルを保つのに技術もまた一助となると考えています。
冒頭にも書きましたが、140カ国で展開するイリーは、マーケティングも世界中で同じです。イリーブレンドから始まり、どこで飲もうとも常に同じであることが絶対的な約束事です。本当のイタリアンエスプレッソ楽しむ国々がたくさんあるのは、皆、“本物”を求めているからだと言います。
本物のイタリア式をイリー製品を通じて体験してもらうというのがイリーにとってお客様へのお約束なのでしょう。
■イタリアと北アメリカを常に念頭に■
イリーでは製品を企画する時に、必ずイタリアと北アメリカについて考えるそうです。
イタリアは当然として、なぜ北アメリカなのでしょうか?
それは、洗練さという点と文化という点から、大きく両者は異なるからだと言います。そのため、アメリカ人消費者の行動や要求に対して、常に一貫した方法でイタリアの本物と品質を伝えることが大事だと考えています。
すなわち、クリーンで、シンプルで、一貫していて、信頼でき、美しく、そして本物でなければならない、ということです。
まさにビジネスを進めて行く上では大事なポイントですよね。
最後に、イリー氏はどこでコーヒーを飲んでいるんでしょうか?
「自宅!朝食用にはモカを使ってる。(これも何やら新しいものを開発したようです)、それから朝食後はこの新しいマシンやプロ用のマシンを使ってバーで入れるよ」とのことでした。
やっぱりイタリア人にエスプレッソは欠かせないですね。仕事がらもありますけど、きっと生活の一部なんでしょうね。
***
管理人の私にとっても、コーヒーは今や生活の一部です。
最近は、ポッドタイプのコーヒーが日本でもずいぶんと出て来ていますし、マシンも色々と出てますね。ヨーロッパなどではかなりポピュラーらしいですね。
ポッドタイプやカプセルタイプなどは気楽ですよね。
ポン!と入れて、スイッチを押すだけ。結構悪くない味ですし。
コーヒー業界では今まであまり見ないタイプのビジネスモデルですよね。なかなか面白いかと。もちろん、色々とリスクはありますが、消費者にしてみればポッドの規格が各社一緒であれば、マシンさえあれば色々な会社の味を楽しめていいな、と思ってます。
それに、家庭で粉挽いて、タンピングして、いつも同じ“おいしく”入れるのはちょっと難しいこともありますね。それが楽しい事もありますけどね。
イリー氏によれば、消費者にとっての悪夢は「どうやったらいつも同じ味が出せるんだ?!」ってことらしいです。
私も同じ悩みを持ってます。笑。さすが、素晴らしいマーケターです。
こうしたアイテムはエスプレッソへ興味を持つための入口としても、普段の生活の一部としてよりたくさん飲むようになるキッカケとしても良いものだと思っています。
話はそれましたが、、
文化的、技術的、科学的、芸術的側面だけでなく、様々な角度から市場を俯瞰的に見つめて事業を展開するイリーからはますます目が離せません。
実は、結構イリーファンな管理人です。笑
参照:coffeegeek.com
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この記事へのコメント
1. Posted by とと
January 31, 2008 00:46
お久しぶりです!
いやー、実は今日、日本橋に用事があってillyに寄ったとこでした。
んでダークロースト缶買ってきちゃいましたー♪
前回ノーマルローストはいまひとつ味を出し切れませんでしたが、グラインダーをリニューアルしてリベンジです。
illyは世界中で人気のようですね。
バリ島に旅行に行ったときもilly取り扱いのbarがありましたし。
抽出温度などについても独特の考え方をしているようですし、今後も新しい発想で何かやってくれることを期待してます。
いやー、実は今日、日本橋に用事があってillyに寄ったとこでした。
んでダークロースト缶買ってきちゃいましたー♪
前回ノーマルローストはいまひとつ味を出し切れませんでしたが、グラインダーをリニューアルしてリベンジです。
illyは世界中で人気のようですね。
バリ島に旅行に行ったときもilly取り扱いのbarがありましたし。
抽出温度などについても独特の考え方をしているようですし、今後も新しい発想で何かやってくれることを期待してます。
2. Posted by coffee_freaks
January 31, 2008 21:40
ととさん
お久しぶりです!!
お元気でしたか?
あら、illyに行かれたんですね♪
おお、相変わらず素晴らしい研究心!
ふむふむ。また味とか何かあったら教えてください。
illyは世界中どこへ行ってもあるんですねー。
科学的アプローチと情緒的アプローチとでもいいましょうか。両面のバランスを取ろうとするところは素敵ですね。
私も期待してます(^-^)
お久しぶりです!!
お元気でしたか?
あら、illyに行かれたんですね♪
おお、相変わらず素晴らしい研究心!
ふむふむ。また味とか何かあったら教えてください。
illyは世界中どこへ行ってもあるんですねー。
科学的アプローチと情緒的アプローチとでもいいましょうか。両面のバランスを取ろうとするところは素敵ですね。
私も期待してます(^-^)

