June 23, 2006

コーヒーの歴史:コーヒーが世界を席巻(2)

(1)からの続きです

□ヨーロッパから中米へ移動するコーヒー□


オランダがコーヒーの栽培に成功すると、オランダ人から時のフランス国王ルイ14世へと献上されます。その時のルイ14世は、、

Louis XIV is said to have spent an entire day communing with the coffee tree (probably thinking about all the money coffee was going to make for the royal coffers).
ルイ14世は、言い伝えによると、丸一日コーヒーの木と親しげに話しかけて過ごしていたと言われています。
(おそらく、コーヒーがフランスの王室財政に寄与してくれるであろうお金の事を考えながらのことでしょう)

お金のことしか頭にありません。まあ、国王ですからね。
*太陽王と呼ばれた彼はブルボン王朝最盛期の王ですが、放漫財政のため、国家は常に財政難にあえいでいました。
これが結果として、後のフランス革命の原因になったと言います。


そのコーヒーの木は、フランス王立植物園のジャルダン・デ・プラントに植林され、大切に保護されていました。

*ヨーロッパで初めて温室が作られたのは、この貴重なコーヒーの木を育てるためだったそうです。


しかし、1720年頃、中南米へコーヒーをもたらした人物が現れます。
コーヒー世界のヒーローと言われる人物です。


□コーヒー、大西洋を渡る□

caribbeanフランスの若い海軍士官であったガブリエル マシュー ド クリューが、カリブ諸島のひとつであるマルティニーク島へ出帆する際に、コーヒーの木を持っていこうとします。
植物園と交渉にあたりますが難航し、結局は夜闇に紛れて植物園から盗み出します。He finally stole the coffee trees.です。
この辺はへそに豆をまきつけて盗み出したインド人バーバ ブーダンのようです。(笑)

カリブ諸島への旅が始まりましたが、困難が続きます。
仲間の裏切りや海賊、嵐などが次から次へとクリューを襲います。
なんとか嵐を切り抜けたものの、今度は強い日照りで貴重なコーヒーの苗が枯れそうになったりしました。
clieuその時、クリューは自分の配布分の水を半分コーヒーに与え守り続けたのでした。そして、ようやくマルティニーク島へ到着します。

マルティニーク島へ到着したコーヒーの木は、
Under armed guard, the sprout grew strong in Martinique.
武装した警備の元、マルティニーク島で芽は丈夫に育ちました。

Fifty years later, there were 18,680 coffee trees there, and coffee cultivation was established in Haiti, Mexico, and most of the islands of the Caribbean.
50年後、マルティニーク島では18,680本ものコーヒーの木が存在し、コーヒー栽培はハイチ、メキシコ、カリブ海のほとんどの島で始まったのでした。


□そしてブラジルへ  10億ドルのブーケ□

flowerさて、ようやく世界最大のコーヒー生産国ブラジルの登場です。

ブラジルもコーヒー市場への参入に興味を持ちました。1727年、ブラジルは一人の官吏をフランス領ギアナへ送ります。

その役人は、人当たりもよく、容貌も魅力的(charming)だったことから、

He so successfully charmed the French governor's wife that she sent him a bouquet of flowers all the seeds and shoots were buried in.
*so…that〜 とても…なので、〜だ。

ブラジル官吏は、フランス総督の妻を魅了する(charm)ことに成功し、彼女は彼に(コーヒーの)種と芽を埋め込んだ花束を送ったのでした。

こうしてブラジルは、10億ドル規模へと発展するコーヒー栽培への第一歩、最大生産国への第一歩を踏み出したのでした。

□コーヒー、故郷へ帰る□

1893年まで、時を待つ事になりますが、その年にブラジルからケニア、現在のタンザニアへとコーヒー豆がもたらされます。

こうしてコーヒー発祥の地であるエチオピアからわずか2〜300マイルの土地へと再度コーヒーがもたらされ、約6世紀に渡るコーヒーの世界を巡る旅が終わるのでした。


masonbar at 23:51 │Comments(0)TrackBack(0)コーヒーについて 

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