April 27, 2006
バリスタ大会に向けての準備ですること考えること
2003年の全米バリスタチャンピオンであるヘザーペリーさんがバリスタ大会に向けての準備に関するインタビュー記事があったので、ご紹介しようと思います。
ヘザー ペリーさんは、2003年の全米バリスタチャンピオン。
カリフォルニアのカフェクラッチ"Cafe Klatch"で働いています。
おしゃべりの場、といったあたりの意味でしょうか。
さて、そんな彼女は大会参加前はどんな風に準備しているのでしょうか。
□大会開催3ヶ月前□
彼女は、言います。
「大会に向けての準備は、ただ単にこの大会のためだけに素晴らしいエスプレッソを抽出するということではないの。」
色々な考えや技術を他のバリスタと交換し合ったり、出来る限りたくさんのエスプレッソを試したり、違うメーカーの器具を検証したり、このコーヒー業界におけるトレンドをつかんだりするそうです。
「出来る限りの最高のバリスタになるために、日々の積み重ねを表現する場であるのよ」
*
大事なことは何なのかを確認する期間なんでしょうね。
*
□大会開催2ヶ月前□
彼女は、一連の動作をスムーズにできるように、またシグナチャードリンクを完璧にできるように練習を始めるそうです。
それに伴って、使うグラスやテーブルクロスなどの備品の選定も行います。
「この練習の過程で最も大事なことは、自分の人間性や自分のエスプレッソについて、ジャッジにどう伝えたいかというメッセージを見出し、作り上げていくことなの。」
この二つは密接に関係するものだと言います。
□大会開催2週間前□
この時期が最も神経がすり減り、気が狂いそう!だとか。
シグナチャードリンクの材料がうまく調達できない、とか、いつもと違うミルクがきたり、と。そうするともう気分が落ち込み、泣いたり、やめたい気分になるそうです。
でも、そうこう言っても、時は容赦なく過ぎていきます。
□大会開催前日:開催地へ□
飛行機のチケットをキャンセルしたくなるぐらい、ナーバスになってしまうと言いますが、その時には、何度も何度も自分が持っていかなければならない道具をチェックするそうです。
気の済むまで何度も確認し、きちんと揃っていると徐々に気分が落ち着いて自信が持てるようになると言います。
そして、開催地へと旅立ちます。
しっかりと、荷物のフタを閉め、グラスなどが割れないように準備して。
□開催地到着後□
「まず、最初にする事は、全ての荷物をチェックすること。万が一、グラスやカップが割れていたら、別のものを用意しなければならないから。」
そして、全てが無事であることを確認し、安心した後は、会場でステージの確認をしたり、練習したりして安心感を得るそうです。
□いよいよ競技日!□
いよいよ彼女が競技をする日です。
競技当日に、彼女が最も緊張し、最も重要だと思っている事は、道具をのせたカートを運び出し、ステージ上に道具をセットアップする時だと言います。
そして、この大会のためだけに数ヶ月練習を積み重ねて来た訳ではない事、いつもお店でやっているように同じようにすることを自分にいい聞かせ、他の素晴らしいバリスタたちと戦うことができることに感謝しながら、競技に集中するそうです。
うまく進むこともあれば、時として撮影中のカメラに邪魔されたり、、と色々なハプニングがあるそうです。
でもそんな事にもめげずに、競技を続け、彼女は2003年のボストン大会で見事に優勝を飾り、全米チャンピオンとなります。
□エスプレッソは終わりのないプロジェクト□
彼女は、他のチャンピオンバリスタと異なり、今も大会に出場したりします。(大体チャンピオンになると皆、翌年は出場しなかったり、競技者としては引退したりする傾向にあります。)
答えは単純で、コーヒーとバリスタであることは彼女の生き様だから、と。
素晴らしいバリスタは、大会が終わる度に、自分がいかにエスプレッソ、コーヒーについて知らないかということを痛感する、と言います。
「バリスタとして、常に素晴らしいエスプレッソを抽出できるように努力しているし、そんなエスプレッソを抽出できた時は、また改めて考え方が変わったりして、技術や自分自身の向上に意欲がわくの。」
「本当にまだまだ分かっていない事がたくさんあるんだな、って思うわ。エスプレッソは終わりのないプロジェクトね。でも、まさか自分がこんなに夢中になれる仕事が見つかるとは思ってなかった。」と。
大会に出たときの一番の報酬は?という質問に、
「私にとっての報酬はいたってシンプル。
大会の度に、自分がコーヒーピープルとして少しでも成長できることよ。」
そしてもっともっと学びたいという欲求が湧いてくるそうです。
でも、彼女は自分のことだけ考えている訳ではありません。
トップバリスタとして後進のための活動も惜しみなく実践します。
ラテアートコンペティションでボランティアで司会をしたり、シグナチャードリンク大会というのもあるのですが、そこで審査員をしたりし、出場者たちにフィードバックを与え、成長の糧にしてもらいます。
彼女は、そんな場面でも、きっと色々新しい事を発見しているでしょうね。
トップバリスタたちも常に研究と勉強を怠りません。日々の積み重ねが大事という言葉はバリスタでなくとも、大事な事だなぁ、と改めて思いました。
日本のバリスタの方たちも、また次回の大会に向けて練習を始めたり、シグナチャードリンクを考えたりしているでしょうか。
来年の大会もまた楽しみです。
ヘザー ペリーさんは、2003年の全米バリスタチャンピオン。カリフォルニアのカフェクラッチ"Cafe Klatch"で働いています。
おしゃべりの場、といったあたりの意味でしょうか。
さて、そんな彼女は大会参加前はどんな風に準備しているのでしょうか。
□大会開催3ヶ月前□
彼女は、言います。
「大会に向けての準備は、ただ単にこの大会のためだけに素晴らしいエスプレッソを抽出するということではないの。」
色々な考えや技術を他のバリスタと交換し合ったり、出来る限りたくさんのエスプレッソを試したり、違うメーカーの器具を検証したり、このコーヒー業界におけるトレンドをつかんだりするそうです。
「出来る限りの最高のバリスタになるために、日々の積み重ねを表現する場であるのよ」
*
大事なことは何なのかを確認する期間なんでしょうね。
*
□大会開催2ヶ月前□
彼女は、一連の動作をスムーズにできるように、またシグナチャードリンクを完璧にできるように練習を始めるそうです。
それに伴って、使うグラスやテーブルクロスなどの備品の選定も行います。
「この練習の過程で最も大事なことは、自分の人間性や自分のエスプレッソについて、ジャッジにどう伝えたいかというメッセージを見出し、作り上げていくことなの。」
この二つは密接に関係するものだと言います。
□大会開催2週間前□
この時期が最も神経がすり減り、気が狂いそう!だとか。
シグナチャードリンクの材料がうまく調達できない、とか、いつもと違うミルクがきたり、と。そうするともう気分が落ち込み、泣いたり、やめたい気分になるそうです。
でも、そうこう言っても、時は容赦なく過ぎていきます。
□大会開催前日:開催地へ□
飛行機のチケットをキャンセルしたくなるぐらい、ナーバスになってしまうと言いますが、その時には、何度も何度も自分が持っていかなければならない道具をチェックするそうです。
気の済むまで何度も確認し、きちんと揃っていると徐々に気分が落ち着いて自信が持てるようになると言います。
そして、開催地へと旅立ちます。
しっかりと、荷物のフタを閉め、グラスなどが割れないように準備して。
□開催地到着後□
「まず、最初にする事は、全ての荷物をチェックすること。万が一、グラスやカップが割れていたら、別のものを用意しなければならないから。」
そして、全てが無事であることを確認し、安心した後は、会場でステージの確認をしたり、練習したりして安心感を得るそうです。
□いよいよ競技日!□
いよいよ彼女が競技をする日です。競技当日に、彼女が最も緊張し、最も重要だと思っている事は、道具をのせたカートを運び出し、ステージ上に道具をセットアップする時だと言います。
そして、この大会のためだけに数ヶ月練習を積み重ねて来た訳ではない事、いつもお店でやっているように同じようにすることを自分にいい聞かせ、他の素晴らしいバリスタたちと戦うことができることに感謝しながら、競技に集中するそうです。
うまく進むこともあれば、時として撮影中のカメラに邪魔されたり、、と色々なハプニングがあるそうです。
でもそんな事にもめげずに、競技を続け、彼女は2003年のボストン大会で見事に優勝を飾り、全米チャンピオンとなります。
□エスプレッソは終わりのないプロジェクト□
彼女は、他のチャンピオンバリスタと異なり、今も大会に出場したりします。(大体チャンピオンになると皆、翌年は出場しなかったり、競技者としては引退したりする傾向にあります。)
答えは単純で、コーヒーとバリスタであることは彼女の生き様だから、と。
素晴らしいバリスタは、大会が終わる度に、自分がいかにエスプレッソ、コーヒーについて知らないかということを痛感する、と言います。
「バリスタとして、常に素晴らしいエスプレッソを抽出できるように努力しているし、そんなエスプレッソを抽出できた時は、また改めて考え方が変わったりして、技術や自分自身の向上に意欲がわくの。」
「本当にまだまだ分かっていない事がたくさんあるんだな、って思うわ。エスプレッソは終わりのないプロジェクトね。でも、まさか自分がこんなに夢中になれる仕事が見つかるとは思ってなかった。」と。
大会に出たときの一番の報酬は?という質問に、
「私にとっての報酬はいたってシンプル。
大会の度に、自分がコーヒーピープルとして少しでも成長できることよ。」
そしてもっともっと学びたいという欲求が湧いてくるそうです。
でも、彼女は自分のことだけ考えている訳ではありません。
トップバリスタとして後進のための活動も惜しみなく実践します。
ラテアートコンペティションでボランティアで司会をしたり、シグナチャードリンク大会というのもあるのですが、そこで審査員をしたりし、出場者たちにフィードバックを与え、成長の糧にしてもらいます。
彼女は、そんな場面でも、きっと色々新しい事を発見しているでしょうね。
トップバリスタたちも常に研究と勉強を怠りません。日々の積み重ねが大事という言葉はバリスタでなくとも、大事な事だなぁ、と改めて思いました。
日本のバリスタの方たちも、また次回の大会に向けて練習を始めたり、シグナチャードリンクを考えたりしているでしょうか。
来年の大会もまた楽しみです。

