March 24, 2006

当たり前に感じる怖さ

今日、友人と話していた時のこと。

友人が働いている会社(メーカー系)の敷地内にスターバックスができたそうです。
これは何でも就労環境の改善ということで若手社員から出て来たアイデアが実現したものだそうです。

何しろその敷地は、山奥にあるためおいそれと、コンビニへ買い出しに行こう!とかランチしに外へ行こう!とかできず、数少ない売店は夜7時には早々に閉まってしまうそうで、打合せなどをやっていると空腹のままずっと夜中まで仕事をするはめになるそうです。

そんなこんなで従業員の方たちは、欲求不満がたまっていたのか、先日オープンしたスターバックスは大盛況。

でも、友人とおなじセクションで働いている20代後半、30代半ば、40代前半の3名の方はスターバックスをよく知らなかったそうです。
約10人いるセクションだそうなので、そのうちの3名が、「コーヒー飲むけどスターバックスってよく知らないし、飲んだ事ない」、「値段もスターバックスって高いんだね!」と驚いている姿を見て、彼は驚いたと言っていました。

ちなみに友人の会社は都会(山奥ですが)にありますし、もちろんですがスターバックスの支店があります。その人たちもかなりにぎやかな街中に住んでいるので、スターバックスがあるエリアだそうです。

その敷地内には約5,000人いるとの話ですが、そのうちの30%の人がよく知らないとしたら、、結構な数ですね。(単純にそのまま当てはめられる訳もないんですし、たまたまその3人だけだったのかもしれないけど。ははは。)

スターバックスのような業態は、どう考えてもターゲットは大衆。
なるべく多くの人に、たくさん効率よく売りたい、、わけです。
だから戦略として都会や街中の働く人々、そして例えば、最近ではパン屋さんと組んで、郊外へ大型店舗を出店し、食事になるパンとコーヒーの抱合わせ購入で客単価アップなどを狙ったりもします。
だから、もしこの敷地内の人の30%が知らないとしたら、あまりよろしくないですね(笑)
なので、採算が合わないと判断したら即撤退します、と言い渡されているらしいです。さすがの強さです。強いというのもありますが、より経営にたいしてシビアになっている、ならざるを得ないのかもしれません。
この業界もますます競争が激しくなっているので。


それはそうと、その話を聞いて、自分自身はスペシャルティコーヒー業界にいたので、当然ですが周りの人も詳しい人やスペシャルティコーヒーが好きな人ばかりです。
友人たちも知っている人ばかり、、だったので、世の中の人全てがスターバックスに代表されるようなスペシャルティコーヒー(この単語というわけではなく)のようなスタイルを知っていると勝手に思い込んでいました。極端な事を言えば。

でも、、そんな訳ないんですよね〜。
コーヒーは嗜好品なので。
缶コーヒーを愛してやまない人や、インスタントコーヒーがいい!という人も世の中いっぱいいて、それで満足できれば、わざわざ高いお金を払ってスターバックスに行く必要などないわけだし、知らなくても生きていけます。

自分が普段あたりまえとして捉えている事は、世の中の当たり前でない事もあるという事を改めて感じるとともに、知っているだろう、、と思って説明を省き、人とのコミュニケーションもおろそかになっている時があるかもしれないな、、時としてそれは傲慢にうつるかもしれないな、、なんて考えました。

こうした事を時として戒めにしながら、このブログにしても、日々の生活にしても、新鮮な視点や気持ちを持って過ごしていきたいな、と思ったのでありました。

そして、スターバックスでなくていいのですが、スペシャルティコーヒーの素晴らしさを少しでも多くの人に知ってもらいたいなぁ〜!と改めて思いました。これからも少しずつ頑張っていきたいと思います。
皆様、今後とも、どうぞよろしくお願いします!


ちなみに件のスターバックスは、ほとんど全自動のマシンを使ってコーヒーを提供するにも関わらず、あまりの行列にカフェラテ一つ買うのに約1時間半並んで待つそうです。

・・・就業時間中・・・ですよね?
ヒマか?!ヒマなのか?!
それでいいのか!日本の製造業!!(笑:息抜きの時間も必要ですよね)

・・・というわけで、本日のcoffee_freaksのひとりごとならぬ、心の叫びでした。
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。


coffee_freaks 拝


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