February 19, 2006

カッピングの話 その1

今回は2回に分けて、カッピングについて紹介したいと思います。

今日は、ごくごく簡単にカッピングについて、何をするのかをお話しして、次回はスペシャルティコーヒーのカッピングってどんななのか、って事をちょっと詳しくご紹介したいと思います。

□カッピング(cupping)って、何?□

これは簡単に言うとコーヒーカップの中に入っているその液体を口に含ませ、コーヒーの味や特性を評価する方法です。
このカッピングを行う人のことを「カッパー」といいます

このカッピングはワインのテイスティングのようなものなのですが、ワインのそれとは少し違います。
表現は具体的に行い、かつ特性については数値にして厳格にチェックします。

□カッピングの手順□

味や質の具体的な評価の仕方については後述するとしまして、カッピングの時はどんな用意をして、どんな味わい方をするのかお話しますね。

まず用意するものです

・テスト焙煎したサンプルのコーヒー豆
・やや口が広い(逆台形っぽいですね)グラス
・スプーン(スープスプーンのようなやや大きめのもの)
・水(スプーンをすすぐため)
*あとはテーブルの上に、どの産地の豆なのかを示すコーヒー豆の入ったトレイなどが置かれています。

大体において生産者や焙煎、生豆の買付担当者、もちろんコーヒーショップで働く店員などもします。

収穫した豆を少量ずつサンプルとして用意し、テスト焙煎します。
その豆を挽き、レストランなどで出てくる少しクチの広いガラスのコップに入れます。まずはその挽いた時点でのコーヒーの香りを嗅ぎ、さらにお湯を注いで、どのような香りなのかを確認します。

cupping_1


挽いたコーヒーそのものが表面に浮いてきますので、それをスプーンの裏側でおさえるように優しく沈めます。こうすることでコーヒーの上澄みが取れます。
この上澄みを飲む事でコーヒーの味がどのようなものか、口に含んだ時の感触がどのようなものかを確認します。

この上澄みを飲み込む時が、カッパーの腕の見せ所、、とそれだけというわけではありませんが、ちょっとコツがいります。
ズッと力強くすすり(本当にかなりの音がします!)、のどの部分で味を感じるように飲み込まねばならないのです。お抹茶を飲んだ時に、最後にズッと音をたてるのにちょっと似ているかもしれません。

これを何度も繰り返し行い、コーヒーの質や味を確認します。

ちなみに私は、カッピングに何度か挑戦しましたが、、、その都度、この”ズッ”ができず、いつぞやはのどにひっかけてむせ返る始末。
アメリカ人のプロのカッパーからは大笑いされ、「Keep practice!(練習、練習!)」と言われてしまいました。

話がそれました(^-^)
簡単にコーヒーのカッピングについて話しましたが、大体普通のコーヒーについてはこんな感じです。スペシャルティコーヒーになるともう大分異なります。
次回はこの事について、ご紹介したいと思います。
cupping_2
masonbar at 01:04 │Comments(3)TrackBack(0)コーヒーについて 

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この記事へのコメント

1. Posted by tata    February 19, 2006 10:49
たかがコーヒー、、と思っていたけど、奥深いのね〜

スターバックスやタリーズコーヒーは大量出店しているけど、店員さんはちゃんとスペシャルティコーヒーの特徴や入れ方を学んでいるのかしら、と心配になりました。マックみたいにマニュアル化されて効率的に教育ができるのかな?
2. Posted by 相棒    February 20, 2006 10:02
tataさんこんにちわ。
共同管理人です。

スターバックスなどの大手もちゃんと特徴を勉強していますよ。ただ広く浅くといったところでしょうか。
体系的に学習しているという点では侮れませんよ。
入れ方についても勉強はしていますが、これもちょっと浅いですね。
彼らの店では機械でコーヒーを入れるので、深く勉強する必要には迫られないと思います。

後は結局個人の意欲です。
意欲のある人は自分でどんどん勉強しますから。
大手チェーンでも「すごく勉強してるな〜」という人も居ますし、「この人コーヒー好きじゃないんだな・・」という人まで様々です。

マニュアル化はなかなか難しい分野ですね。
なんせ農作物ですから、毎年あるいは収穫ごとに変化が生じたりもしますし、本格的に研究されるようになってからまだまだ日が浅い分野なんです。

なんか色々と書いてしまいましたが参考になりましたでしょうか??
3. Posted by tata    February 20, 2006 20:21
機械で入れるというのは、そもそもコーヒーの入れ方が違うんですね。でも、だからこそどこでも同じ味を楽しめるのかな。

とっても勉強になりました!

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