February 07, 2006

コーヒーが誕生するまで その1

簡単ながら、コーヒーが誕生するまでの過程を書こうと思います。


□コーヒーができる環境□


コーヒーは、主に赤道から北緯南緯25度ほどの熱帯地域で栽培されます。
中南米、アフリカ、東南アジアのあたりです。これをコーヒーベルトといいます。
その中の高原などでも栽培されることがあります。コーヒーの木が育つには、適度な温度(年間を通して20度以上)と雨が必要になります。

コーヒーの種類は大きくアラビカ・ロブスタ・リベリカの3種類に分けられ、スペシャルティコーヒーの店では、アラビカ種の豆を使います。ロブスタ種はよくインスタントコーヒーなどに使われる豆です。リベリカは日本への輸入はほとんどないようです。

コーヒーの木に真っ赤に熟した実がなると収穫時期です。
写真のように真っ赤に熟した状態をコーヒー”チェリー(cherry)”と呼びます。

coffeetree

このチェリーを農園の従業員たちが手摘みして収穫する場合もあれば、自然に落ちてきた物を収穫する場合もあります。

こうして丁寧に収穫された実は、「精製」という段階に入ります。
なぜなら、皆さんがよく目にするコーヒー豆は、このチェリーの赤い皮と果肉を取り除いて現れる種子の部分なのです。この種子を取り出すために「精製」(英語ではproessプロセス)を行います。これには2種類の方法があります。


□コーヒー、生産地の水に洗われる:精製□


*水洗方式 Wet Process*

水洗って、別にトイレではありません(さむいですね)。

水を使って果肉から種子を取り除く方法です。パーチメントと呼ばれる種子を保護している膜を残して、果肉を取り除き、天日干しをして乾燥させます。
そして、各国へ輸出される時になって、パーチメントを取り除き、コーヒーとなる日を待ちます。
ペルーのように水が十分にある地域ではこの方法を取ることが多いようです。

*乾燥方式 Dry Process*

これは、収穫したチェリーを乾燥させてしぼんだ状態になって、種子を取り出す方法です。最も古く簡単な方法です。
この方式は、水が水洗方式でやるほど十分に確保できない地域で使われます。
ブラジルやエチオピアで収穫されるアラビカ種、および全てのロブスタ種に使われる方式です。
これも同じく乾燥させます。

これらが、いわゆる”生豆”Green Beansと呼ばれる焙煎前のコーヒー豆です。
地域や豆の種類によって取られる方法は異なりますが、きれいにしてもらって各国にお嫁入りする日を待ちます。

green_beans

十分に乾燥されたコーヒーの生豆は、このままの状態で何年も保ちます。
お嫁入りしても、大事に箱入り娘のように(かどうかは分かりませんが)倉庫で保管されるケースもあります。
さて、この生豆になった後は、焙煎されるのを待つばかりです。


つづく
masonbar at 00:27 │Comments(0)TrackBack(0)コーヒーについて 

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